注射への苦手意識を減らし「できるナース」を目指す

注射に対する苦手意識を軽減

注射に対する苦手意識を軽減

注射に対する苦手意識を減らす

「注射は苦手」と感じている看護師も多いでしょう。苦手意識が強ければ強いほど、緊張感からミスを誘発してしまうこともあります。まずは、注射に対する苦手意識を変えていくことが大切です。

「注射が苦手」という気持ちを受け入れる

うまく穿刺できないことが続くと、どうしても自信を失ってしまいがち。注射を打つのが怖くなったり、投げ出したくなったりすることもあるでしょう。それでも、自分を責める必要はありません。まずは、注射に苦手意識を持っている自分を受け入れることが大切です。等身大の自分を受け入れることで、過度なプレッシャーから開放される可能性もあります。気持ちが落ち着いたら、注射のどういったところが苦手なのかを客観的に振り返ってみましょう。もしかしたら注射スキルそのものに原因があるのではなく、「患者さんの視線が気になる」「以前の失敗がトラウマになっている」などの心理的要因が関係していることも考えられます。自分をよく観察することで、解決の糸口が見えてくるでしょう。
苦手意識が強く慎重になりすぎている場合は、「なんとかなる」の精神を持つことも大切です。前向きな気持ちで業務に取り組むことで、ナースとしての成長につながるでしょう。

注射における得意分野を見つける

注射の種類は、皮内注射・皮下注射・静脈内注射・筋肉内注射の大きく分けて4タイプがあります。注射が苦手なナースのなかには、「皮内注射までなら自信を持って対応できる」という方もいるでしょう。また、静脈内注射が苦手な場合でも、「血管がくっきりでている人なら大丈夫」というケースもあるかもしれません。普段は苦手な点にばかり目が行きがちですが、できることもたくさんあるはずです。まずは、自分の得意なことを知ることから始めてみましょう。そのうえで、少しずつ成功体験を積み上げていくことをおすすめします。

患者さんに安心してもらう

「注射で失敗したらどうしよう」というナースの不安は、患者さんに伝わります。たとえ注射に対して苦手意識があったとしても、患者さんの前では堂々とすることを心がけましょう。血管が取りにくい患者さんにあたったときは、「普段はどこから針を刺していますか?」と聞いてみるのもあり。自分で血管を探すより時間短縮が図れるうえ、患者さんの負担も少なくて済みます。患者さんとのやりとりを円滑に行うことで、信頼関係が生まれることも。注射に対するプレッシャーも和らぐかもしれません。

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